Neo Fascio
NEO FASCIO
9/27/1989 TOCT-25086
「独裁者」「ファシズム」がテーマのアルバムで独特の世界観がある。当時はそこまで深く考えて聞いていなかったのだが、自分も年を取り時間が経つにつれて見えてきた気がするコンセプト。
個人的な見解だが、このアルバムの前に、ソロになった布袋寅泰がギタリズムという素晴らしいアルバムを出し、対抗心ではないが、何か揺さぶられるものがあった中で製作されたこのがNEO FASCIOだと感じている。
インスト メンタル曲、オープニングに相応しい壮大なオーケストラ。
見事にこのアルバムのテーマ、世界観を表現している。ライブで演奏したのはこのアルバムのツアーのみでしょうか。
曲の流れとドラムフレーズがトリッキーな、でもビートを感じるというのはいかのも氷室っぽい。
カリスマって言葉がまだ世間で馴染みのない時代だった気がする。途中のラップ調のところがかっこいい。
サビが、氷室の「一番良い声 」が出る曲、その中の1曲がCOOLだ。
ライブではエンジェルとタイマン張るほどの定番曲で、盛り上がりはハンパ無い!ただし、このアルバムの空気には合っていないかな。
シングルカップリングは「BULE」。
ビデオクリップがちょっとグロテスクだが、曲自体はスローでメロディも綺麗。
サビ以外はちょっとだるいかな?まぁ、そのだるさからサビに移る時のビート感が少し気持ち良いかも。
このアルバムのツアーで俺は初めてヒムロックのライブに参戦。ステージバックの大きなNEO FASCIOの旗の前で歌うCALLINGは今でも目に焼き付いている。当時も今も大好きな曲だ。
ピアノをバックに歌うスロウソング。ヒムロックの歌のうまさが良くわかる曲だ。